» nocturne 「歌詞カード」について

製品版のnocturneCDには歌詞カードが同梱されていません。
これは不備などの入れ忘れではなく、意図的なものです。

ジャケットデザインが縦長のイラストであるため
nocturnのジャケットは折りたたまれた状態では完成しません。
通常背表紙にはアーティスト名やアルバムタイトル、型番などを入れますが
「字」を入れることによってジャケットのイラストが途切れてしまうため
背表紙にあえて「字」を入れることをやめました。

そのことにより、CD全体から「字」の要素をできるだけ
少なくしたいという意向から、クレジットのみとなっています。

「歌詞が知りたい」「読んでみたい」というご要望をいただきましたので
WEBで公開させていただくことにいたしました。

作詞(作曲)は全曲clicheメンバーによる共同制作です。

nocturne
01.まにまに
確かにあったのかさえ 判らないくらい
わずかでも時が経てば 追いやられていくから

ただまにまに 流れ出す記憶を
気にも留めぬ様子で 眺めるばかり

新たな出来事で そっと埋められていくから
わずかな記憶領域 はすぐに容量オーバー

ふとした間に 浮かんだ景色は
どこかで見た 古い写真のようさ

変わってく時間の中で どうせ忘れてしまうなら
わざとらしい約束なんかは 何も入らない

交わした言葉は すでに夢裡の彼方へ
このまままにまに行けば 記憶の渦に消え去る

膝抱えて 空を見上げるように
起承転結全てが 私を置き去りのまま 

(過ぎ去ってく)

結局この物語は 貴方だけの独り舞台で
主役以外は誰であっても 代役が利くのでしょう

明日になれば別の場所で 素知らぬ誰かと笑いあって
触れ合う度に寂しくて すぐに恋に落ちていく
02.夢をみる
君は今何思う? 僕は今夢見てる。

ふわりと浮かびあがる 朝方の靄のように
ゆらりと漂い 君に流れ着く夢を

君は何故泣いてばかりいるの? 僕はただ笑ってほしい

言葉を紡いで 愛でて育てあげる
傷ついた心に 優しく染み入るような

遠く見知らぬ国の歌を そっと口ずさんでみるよ
静々と渡る雨に 寄り添うように乗せて

僕はただ夢がみたい 終わらない永い夢を

隔てられた時は もう交わることもなく
別々に見知らぬ ふりで流れ行く
03.philo
繰り返す記憶の海に ただ身を任せて
流れ着いた地にも 既に逃げる場所はない

夢現の時間の中で 沈黙の悪夢に怯える

冷たい空気の渦の中 まかせる
身体が裂かれて 意識が途切れてしまうまで

命も芽吹かぬほどに 荒れ果てた場所でも
風を追い星をつかめるほど 近い空がある

暗いぬかるみを抜けだして 光の輪郭を求める

痛みを伴うことなど 恐れず
狭間の世界は すぐに閉じてしまうから

身体の奥まで 新たな血を集める
今ここで 古い型を脱ぎ捨てて

錆びれた夢跡 断ち切れば
失うものは何もない

高鳴る鼓動に導かれ
新たな夢を結ぶ
微光を頼りに 漕ぎだして行く
04.nocturne#7
05.素敵な言葉
互いの言葉はとても拙すぎて
どれほどの思いを君に伝えられよう?

素敵な言葉は持ち合わせてないけれど
ありったけの全てで君に伝えられるように

限りある言葉で 少しでも多くを

思いの全てを知っていて欲しいのに
願うことは ただ、君の心に届くように

傍にいられたなら 言葉などなくても
06.春雨
春の匂いに 誘われて
帰れないほどに 深く迷いこんだんだ
くすぶり続ける 淡い心のようで
この空も 澄んだ青を焦がれていたんだ?

ほのかに浮かび上がる 微笑む薄い影を
手を伸ばせば すぐにでも届きそうなのに
真実と向き合うことを 恐れるばかりで
この手は捉えない

ゆるく続く 曖昧な季節に
まやかされて 夢をみたんだ

束の間の 休息を
求めるために 舞い降りた
鳥のように 自由で

気まぐれに 舞う細い雨が
まるで 映しだすかのように降り止まない
こんな日には あなたを思って
報われぬ思いを抱いて 眠りにつこう

強く思うことはできても 言葉ばかりが
定まらぬまま途絶えては 消えていく
この雨が終わりを告げて 晴れ間を覗かす前に
醒まして!

ゆるく続く 曖昧な季節に
まやかされて 夢をみたんだ

遮ら れかすむ視界で
晴れた空へ ただ静かに
思いが 昇華しますように

やさしい 偽りで
包み込むような 雨が
降り止まぬことを 望んでいる
07.nocturne#1
08.nightmare
胸の奥に わだかまる思い 
殻に閉じこもる思い
すぐ目の前に 迫る満月に
今にも押しつぶされそうで

太陽との距離は 遠く隔たって 
青白い光の群れの中で歌い続ける
この手に感じる 身体の重みだけが 
意識を繋ぎとめている

追放された 悲しみはときに
悪夢を遠ざけていく
喜びとともに 苦しみは目覚め
哀愁に満ちた歌声を

流れに反して 身振りを真似てみる
運命に逆らい続ける 喜びに目をそらす

夜通し叫び続け 空に沈みながら
星影が数を増し 無我夢中で泳ぎ始める

失ったものは 夜明けに狂おしく
胸を閉め続けている
09.真昼の風
高く空に 昇りつめた陽が
ゆっくり午後の訪れを告げる
浅い眠りに 身を任せて 
静寂の中で 新たな陰を生む

真昼の風が 
夢ごごちに呼び醒ます 沈めた幻を
奔放な欲望は
立ち現れ今も惑わす

あと少しだけ 心を休めたら
光の道を見つけに行こう

乾いた風に燻しだされ
顕かとされる秘めた言葉
今もここから
届かなくても 同じ気持ちで祈ってる

あと少しだけ 心を休めたら
光の道を見つけよう
10.nocturne#4